FIREとは?28歳ユーチューバーが2億円達成告白

FIREとは?28歳ユーチューバーが2億円達成告白 エンタメ

元カップルユーチューバー「なこなこカップル」として活動していたこーくん(28)が、YouTubeチャンネル「さすがに無理か。」の更新で、FIRE(早期リタイア)を達成していることを認め、貯金残高や運用状況を赤裸々に明かした。

このニュースをきっかけに「FIREとは何か」を調べる人が増えている。この記事ではFIREの基本的な仕組みと、こーくんさんが明かした内容を整理する。元記事はこちら

こーくんさんが明かした内容

お笑いコンビ「ボシマックス」のセイギから「こーくんってFIREしてるんですよね?」と聞かれたこーくんは「そうですね」と認めた。2019年に「なこなこカップル」としてユーチューバー活動を始めたこーくんは、それ以前は公務員志望だったといい、「ユーチューバーって『この先どうするの?』って凄く言われる。YouTubeを始めた時に不安があったので、貯めきろうと思った」と、資産形成を強く意識して活動してきたことを明かした。

具体的な貯金額については「ダム貯水」という独自の表現で「2億ダムくらいいってる気がする」と説明。約2億円の貯金があることを率直に明かした上で、「これをドルにしてますね」と外貨預金にしていることも語った。さらにこの1、2年で投資を始め、「毎年720万ダムが入ってくる。これは言ったら不労所得ですね。何もせずに、寝てても入ってくる」と、年間約720万円の不労所得を得ていると話した。

FIREとは何か

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取った言葉で、経済的自立と早期リタイアを意味する。十分な資産を築き、その運用益や配当だけで生活費をまかなえる状態を作ることで、働き続けなくても生活できる自由を手に入れるという考え方だ。

近年は日本でも、若いうちから資産形成に励み、早期リタイアや、労働に縛られない生き方を目指す「FIREムーブメント」が広がりを見せている。

FIRE達成の目安、4%ルール

FIREを達成する上での代表的な目安とされるのが「4%ルール」だ。これは米国の研究に基づく考え方で、年間の生活費の25倍にあたる資産を築き、その資産を年率4%程度で運用しながら、毎年資産の4%以内を取り崩して生活費に充てれば、資産が長期間にわたって枯渇しにくいとされる。

例えば年間生活費が180万円であれば、その25倍にあたる4500万円の資産を準備し、その4%である180万円を毎年の運用益や取り崩しでまかなうという計算になる。こーくんさんの場合、2億円の資産から年間720万円の収入を得ているとすれば、取り崩し率はおよそ3.6%にあたり、4%ルールに近い水準で運用している計算になる。

日本でFIREを目指す際の注意点

4%ルールはもともと米国市場の過去のパフォーマンスを前提に導き出された考え方であり、日本の投資家がそのまま適用する際には注意が必要とされる。為替変動リスクやインフレの影響を踏まえ、より堅実な計画を立てる場合は、目標とする取り崩し率を3〜3.5%程度に抑えることが推奨されるケースもある。

こーくんさんが資産をドル建てにしていることも、円安・インフレへの備えとして、こうしたリスク分散の一環と捉えることができる。

ユーチューバーという職業と資産形成

こーくんさんが「この先どうするの?」と繰り返し問われてきたと語るように、ユーチューバーという職業は、収入の波や将来の不透明さがつきまとう仕事として見られやすい側面がある。動画配信という比較的新しい収入源に依存する働き方だからこそ、早い段階から資産形成に取り組む必要性を強く感じていたことがうかがえる。

結果として、20代のうちに大きな資産を築き、経済的な安定を手に入れたこーくんさんのケースは、同じような不安を抱える若い世代にとって、一つの成功事例として注目されている。

FIRE達成後も活動を続ける理由

FIREを達成し、労働に縛られない自由を手に入れたにもかかわらず、こーくんさんはYouTube活動を継続している。経済的な必要に迫られているわけではなく、活動そのものへのやりがいや、視聴者とのつながりが、活動継続の動機になっているとみられる。

こうした「FIRE後も好きな仕事は続ける」というスタイルは、完全なリタイアを意味する従来のFIREの概念とはやや異なり、近年広がりつつある「サイドFIRE」に近い形といえる。

サイドFIRE・バリスタFIREとの違い

FIREにはいくつかの派生形がある。資産だけで完全に生活費をまかなう「フルFIRE」に対し、資産収入に加えて自分の好きな仕事を続けながら生活する形は「サイドFIRE」と呼ばれる。また、健康保険などの福利厚生を得るために、パートタイムなど軽めの労働を続けるスタイルは「バリスタFIRE」と呼ばれることもある。

こーくんさんのように、経済的な自立を達成した上で、なお収益化された活動を続けるケースは、こうした派生形の一種と位置づけられる。完全なリタイアだけがFIREのゴールではなく、それぞれのライフスタイルに合わせた形を選べる点が、近年の考え方の広がりを示している。

「なこなこカップル」からの活動の変遷

こーくんさんは2019年、「なこなこカップル」というカップルユーチューバーとして活動を開始し、日常系のコンテンツで人気を集めてきた経緯がある。その後、活動形態やチャンネル運営にも変化があり、現在はお笑いコンビとの共同チャンネルなど、新たな形での発信を続けている。

資産形成の話題を積極的に発信するスタイルも、こうした活動の変遷の中で培われてきたものとみられ、視聴者にとっても身近な資産形成の実例として関心を集めやすい内容になっている。

今後の焦点

今回の告白は、資産形成に関心を持つ若い世代から大きな反響を呼んでいる。具体的な金額を伴った実例が公開されることで、FIREという概念がより身近なものとして受け止められるきっかけにもなりそうだ。

一方で、こうした成功事例の情報だけを鵜呑みにするのではなく、自身の収入や生活スタイルに合わせた無理のない資産形成計画を立てることが、FIREを目指す上で重要なポイントになる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました