岩佐真悠子さんはなぜ介護士に?引退から6年でCM出演

岩佐真悠子さんはなぜ介護士に?引退から6年でCM出演 エンタメ

2020年に芸能界を引退した元俳優の岩佐真悠子さん(39)が、介護士としてテレビCMに出演することが分かった。エス・エム・エスが運営する転職支援サービス「ウェルミージョブ」の新CMで、タレントの西田美歩さんとともに登場し、9月8日から関西エリアで放送が始まる。

芸能界引退から6年、介護の現場で「自分らしく働く」姿を見せる岩佐さん。このニュースをきっかけに「なぜ介護士になったのか」を調べる人が増えている。この記事では転身の経緯と、介護福祉士の資格取得方法を整理する。元記事はこちら

岩佐真悠子さんの芸能界での経歴

岩佐さんは1987年生まれ、東京都出身。2003年に「ミスマガジン2003」でグランプリを獲得して芸能界入りし、グラビアを中心に活動してきた。2004年にはテレビ東京系ドラマ「Deep Love~アユの物語~」で主演を務め、俳優としてデビューしている。

同年には「第42回ゴールデン・アロー賞」グラフ賞を受賞。2014年公開の主演映画「受難」では「第23回日本映画プロフェッショナル大賞」新進俳優賞を受賞するなど、俳優としても着実に実績を重ねてきた。

介護の道を選んだ理由

岩佐さんは2020年10月1日、32歳で芸能界からの引退を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で仕事の先行きに不安を感じたことが大きなきっかけだったとされ、「新しい事への挑戦をしたいという気持ちから」引退を決意したという。

引退にあたっては「直接社会や人様の役に立ちたいという思いから、以前から興味のあった介護の仕事に携わりたい」と、以前から関心を持っていた介護分野への転身を表明していた。

高校中退という経歴からの再出発

岩佐さんは高校を中退しており、履歴書に書ける経歴がほとんどなかったと明かしている。しかし介護の世界は、学歴に関係なく雇用されやすい業界であることが、転身を後押しする一因になったとみられる。

同じ「ミスマガジン2003」でグランプリを受賞した西田美歩さんが、すでに介護の仕事に就いていたことも、岩佐さんが介護の道を選ぶ上で大きな影響を与えたとされる。

介護福祉士の資格取得方法

介護福祉士の国家試験を受けるための代表的なルートが「実務経験ルート」だ。3年以上(1095日以上、かつ従事日数540日以上)の実務経験と、「実務者研修」の修了を満たせば、受験資格を得ることができる。

このルートは国家試験受験者の8割以上が選ぶ一般的な方法とされ、介護未経験からでも、働きながら実務者研修を修了すれば、最短でおよそ3年程度で介護福祉士の資格取得を目指せるとされる。岩佐さんもこのルートで実務者研修を修了し、介護福祉士の資格取得を目指してきたとみられる。

今回のCMの内容

「ウェルミージョブ」は、介護・医療・障害福祉・保育の求人を幅広く扱う転職支援サービスだ。今回のCMでは、仕事を自分らしく楽しんでいる人を「ウェルミーな人」と名付け、介護職として働く人々の姿を描いている。

岩佐さんと西田さんは、ともに俳優やモデルとして活動した後、現在は介護職として現場で働いている共通点を持つ。実際に日々介護の現場に立つ2人の飾らない表情や温かなやり取りを通じて、自分らしく働く姿を表現する内容になっているという。ナレーションには、お笑い芸人のヒコロヒーさんが起用されている。

介護業界における人材確保の課題

介護業界は慢性的な人手不足が課題となっており、経験や学歴を問わず幅広い人材を受け入れる姿勢が、業界全体で強まっている。今回のCMのように、条件面だけでなく「その人らしさを生かせる働き方」に着目した発信は、こうした人材確保の課題に対する一つのアプローチといえる。

岩佐さんのような、異業種からの転身者が実際に活躍する姿を発信することは、介護職に対する社会的なイメージ向上にもつながる取り組みとして注目されている。

芸能人のセカンドキャリアという流れ

近年、芸能界を離れた元タレントや元俳優が、全く異なる分野で新たなキャリアを築くケースが増えている。介護や医療、福祉といった分野への転身は、直接人の役に立ちたいという思いを持つ人にとって、選択肢の一つとして注目されている。

華やかな世界からの転身は、当初は周囲を驚かせることも多いが、実際に現場で経験を積み重ね、資格取得という形で専門性を高めていく姿は、同じように人生の転機を考える人々にとって、勇気づけられる事例となっている。

介護現場でのやりがい

岩佐さんはインタビューの中で、介護現場について「毎日、小さなドラマがある」と語っている。利用者一人ひとりとの関わりの中で生まれる、日常的な喜びや発見が、仕事を続けるモチベーションになっているとみられる。

俳優として物語を演じる仕事から、実際の人生に寄り添う仕事へ。岩佐さんの歩みは、キャリアチェンジという枠を超えて、働くことの意味そのものを見つめ直すきっかけを与えてくれる事例といえそうだ。

今後の焦点

岩佐さんは現在も介護の現場で働き続けているとみられ、今後さらにキャリアをどう積み重ねていくのかにも関心が集まる。芸能界からの転身という異色の経歴を持つだけに、後進のロールモデルとしての存在感も増していきそうだ。

CM放送を記念し、サービスサイトでは診断コンテンツ「ウェルミーな人診断」も同時公開されており、視聴者が自分に合った働き方を考えるきっかけにもなりそうだ。

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