米国とイスラエル、イランへの過去最大級攻撃を計画か
米CBSテレビは7月31日、米国とイスラエルがイランのエネルギー関連施設に過去最大級の爆撃を加える計画を進めていると報じた。トランプ大統領は最終判断を下していないとされるが、閣議では「激しく打撃する」と発言している。
CBSによると、攻撃は週末にも行われる可能性があり、米側はすでにイスラエル側との調整に入っているという。ただし、31日の閣議ではこの大規模攻撃計画に反対する声も上がったと伝えられている。
緊張の背景、イランによる米軍施設攻撃
イランは7月に入ってから、中東各地の米軍施設を断続的に攻撃してきたとされる。一方で、これまでイスラエルへの直接攻撃は避けてきた経緯がある。イスラエルが今回の攻撃計画に加わった場合、イランの反撃を招き、戦闘がさらにエスカレートする懸念も指摘されている。
焦点となる「ホルムズ海峡」とはどんな場所か
今回の緊張の中で名前が挙がっているのが「ホルムズ海峡」だ。ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶこの海峡は、世界有数の原油輸送ルートとして知られ、イラン沿岸に近接する地理的な要衝とされる。中東産の原油の多くがこの海峡を経由して世界各地へ運ばれているといわれ、世界のエネルギー供給に大きな影響を及ぼしうる場所だ。
イラン側は通過制限を示唆
イランでホルムズ海峡の管理を担当する組織「ペルシャ湾海峡庁」は7月31日、「米軍による行動のため、ホルムズ海峡の通過は不可能となっている」と発表した。状況が安定すれば、通過の申請を審査して許可を出すとしている。
これに対し米中央軍は同日、「ホルムズ海峡は商船の航行のために開放されている。イランは海峡を支配していない」と反論し、過去4カ月で数千隻の船が海峡を通過していると強調した。
事態収束の可能性は、今後の焦点
トランプ氏は閣議で大規模攻撃の可能性に言及する一方、「(イラン側と)合意を結ぶことになるだろう」とも述べており、軍事的圧力と外交的解決の両方をにらんだ姿勢がうかがえる。
世界のエネルギー供給の要衝を巡る今回の緊張が、どのような形で収束に向かうのか、引き続き情勢が注目される。


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