米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)が、マーリンズ入りの意思を固めたことが7月15日、分かった。
7月12日(日本時間13日)の米大リーグドラフト会議でマーリンズから8巡目(全体235位)指名を受けており、昨秋のプロ野球ドラフトでソフトバンクから1位指名を受けていた佐々木がどちらを選ぶか注目されていた。今週末にも会見し、正式に表明するとみられる。
交渉期限が迫る中での決断
マーリンズとの交渉期限は米東部時間の7月27日午後5時(日本時間28日午前6時)、ソフトバンクとの契約締結期限も7月末に迫っていた。
プロ入りを先送りして大学に残るという選択肢もあった中、佐々木は熟考の末にマーリンズ入りという大きな決断を下した。厳しいマイナーからのスタートとなるが、メジャーリーガーを目指す決意を固めた形だ。
ソフトバンク訪問でも心揺れる
7月1、2日には福岡を訪れ、ソフトバンクの施設などを見学した佐々木は、球団から背番号「1」を提示されていた。
「大変恐縮ですし、感極まっているところもあります」「とにかくプレゼンテーションが素晴らしい時間でした」と当時語っており、誠意を尽くした対応に心が揺らいだことがうかがえる。それでも最終的にはマーリンズを選んだ形だ。
決め手はマーリンズの高評価
やはり決め手となったのは、8巡目・全体235位という高い評価だったとみられる。
ドラフト会議当日、故郷の岩手・花巻温泉で母親らと運命の瞬間を迎えた佐々木について、同席したマネジメント会社の担当者は「一瞬顔がほころんだようには見えましたけど、すぐにキリッと無口になって、意を決したような目をして真剣な顔に整った」と明かしている。
マーリンズ側の事情
ビッグマーケットとは言えず、育成を重視するマーリンズにとって、10位以内の指名権は無駄にできない重要な資源だ。
加えて、マーリンズには専門の一塁手がマイナーも含めて不在という事情もある。現在は佐々木の大学の先輩でもあるカイル・ストワーズが一塁を守るケースが多いが、本来は外野手だ。一塁が守れるパワーヒッターの育成が急務だったことも、球団が佐々木を高く評価した理由の一つとみられる。
大谷翔平の背中を追う
母校・花巻東高の大先輩である大谷翔平投手(32)=ドジャース=の背中を追い、MLBのトップを目指す挑戦が始まる。
花巻東高から日本の大学でも日本のプロ野球でもなく米国留学を選んだ経緯を考えれば、今回の決断はむしろ必然とも言える。険しき道をあえて選んだ佐々木が、今後どのような成長を見せるのか注目される。
厳しいマイナー生活が待つ
日本で経験と実績を積んだ後にプロ入りする道もあった中、佐々木は厳しい米国のマイナー生活を経験する道を選んだことになる。
マイナーリーグは移動距離も長く、待遇面でもメジャーとは大きな差がある。それでも大谷翔平という前例がある以上、佐々木にとってこの道は現実的な目標として映っているとみられる。正式な入団会見でどのような思いが語られるか注目される。
日本球界にとっての意味
今回、ソフトバンクの1位指名という重みのある評価を退けてまで米国を選んだ点は、日本球界にとっても示唆に富む出来事と言える。
大学経由でのメジャー挑戦という選択肢が、今後さらに増えていく可能性を示す事例として、他の有望選手の進路選択にも影響を与えるかもしれない。佐々木の今後の活躍が、次の世代の選択にも影響を及ぼしていくことになりそうだ。まずはマイナーでの実戦経験を積み、いつメジャーの舞台に立つのか、その第一歩に注目が集まる。
元記事はこちら: 佐々木麟太郎、マーリンズ入り決断!(Yahoo!ニュース)


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