迷走神経反射とは?庄司智春さんが救急搬送された症状

迷走神経反射とは?庄司智春さんが救急搬送された症状 エンタメ

お笑いコンビ・品川庄司の庄司智春さんが自身のYouTubeチャンネルで、深夜に救急車で搬送されたことを明かした。人間ドックの大腸検査のため下剤を服用して就寝したところ、夜中に体調が急変。手足のしびれや呼吸の浅さ、大量の汗といった症状に見舞われ、自宅の廊下で倒れ込んでしまったという。

病院で「原因はわからないけど、自律神経の乱れみたいなこと」と説明を受けたという庄司さん。このニュースをきっかけに「自律神経の乱れの正体」を調べる人が増えている。この記事では、こうした症状の背景にある「迷走神経反射」について整理する。元記事はこちら

庄司さんが語った当時の様子

庄司さんは「夜中の3時ぐらい」にお腹が痛くなり、薬が効いてきたと思って様子を見ていたが、30分後にさらに腹痛が強まりトイレへ向かった。トイレの最中に「手足がどんどんしびれてきて、汗も止まらなくなってきて」と体調が急変し、「どんどん呼吸が浅くなっていく」状態になったという。

トイレを出た廊下で倒れ込み、妻の藤本美貴さんを呼んで救急車を要請。「意識はしっかりあるんですよ。でもなんか仰向けになって天井を向いているから『なんか、いよいよもう、家族に最後の一言とか言わなきゃいけない時なのかな』」と思うほどの状況だったと振り返っている。病院では点滴を受けて回復し、「自律神経の乱れみたいなこと」と説明されたという。

迷走神経反射とは何か

迷走神経反射とは、強い痛みや長時間の立位・座位、疲労、ストレスなどをきっかけに、心拍数の減少や血圧の低下が起こる生理的な反応のことだ。迷走神経は自律神経のうち、体をリラックスさせる働きを持つ「副交感神経」の一つで、何らかの刺激によって急激に活発になることで、血圧や脈拍が下がってしまう。

症状としては、冷や汗、めまい、手足のしびれ、呼吸が浅くなる感覚、意識が遠のくような感覚などが挙げられ、庄司さんが経験した症状の多くと一致する。

排便時に起こりやすい理由

排便時は体がリラックスモードである副交感神経が優位になりやすく、迷走神経が刺激されやすい状況が生まれる。特に、強い腹痛を伴う排便や、下痢の際にお腹がキリキリと差し込むような痛みは、迷走神経を強く刺激する代表的な要因とされる。

庄司さんのケースも、下剤の作用で腸が急激に動き、強い腹痛が生じたことが引き金になった可能性が考えられる。トイレという密室で症状が起きやすいことから、「トイレでの失神」は医療現場でも比較的よく知られた現象とされている。

症状が起きたときの対処法

迷走神経反射の症状が出た場合、その場でしゃがんで頭の位置を低くしたり、体を横にしたりする姿勢を取ることが基本的な対処法とされる。血圧が下がっている状態で無理に立ち上がろうとすると、転倒によるけがのリスクも高まるため注意が必要だ。

しばらく安静にしていれば血圧の低下は自然に解消することが多いが、庄司さんのように呼吸が浅くなる、意識が薄れるといった強い症状が出た場合は、ためらわずに救急要請することが重要とされる。

予防のためにできること

迷走神経反射の大きな引き金となるのが腹痛であるため、便秘を改善し、痛みを伴う排便を減らすことが根本的な予防につながるとされる。下剤を使う場合も、強くいきまなくてもスムーズに排便できることを目指し、刺激性の強い下剤の使用は避けることが望ましいとされている。

人間ドックの検査前など、やむを得ず下剤を服用する場面では、体調の変化に注意を払い、異変を感じたら早めに横になるなど、無理をしない対応が求められる。

加齢と自律神経の関係

庄司さんは「50歳超えると体力なくなるよね」と、加齢による体力の変化を意識せざるを得なかったと明かしている。実際、加齢とともに自律神経のバランスが崩れやすくなることは医学的にも指摘されており、若い頃には問題なかった行動が、体に大きな負担としてのしかかることもある。

今回の庄司さんのケースも、こうした年齢による体の変化を象徴する出来事の一つといえそうだ。

大腸検査前の下剤服用における注意点

人間ドックや健康診断における大腸検査では、腸内をきれいにするために前日から下剤を服用することが一般的だ。多くの人が問題なく検査を終える一方で、体質や体調によっては、庄司さんのように強い反応が出るケースもあるとされる。

下剤服用中に強い腹痛や冷や汗、動悸などの異変を感じた場合は、無理に我慢せず、一度動きを止めて安静にすることが推奨される。特に一人暮らしの場合や、家族が就寝している深夜帯には、異変に気づいてもらいにくいというリスクもあるため、検査前日は体調の変化にいつも以上に注意を払うことが大切だ。

藤本美貴さんの反応

庄司さんによると、妻の藤本美貴さんも自身のYouTubeチャンネルでこの出来事について語っており、「私もあります!」というコメントが視聴者から寄せられたことも明かしている。迷走神経反射自体は、性別や年齢を問わず誰にでも起こり得る身近な症状であることがうかがえる。

夫婦そろって発信することで、同様の経験を持つ視聴者との共感が広がり、健康情報としての関心も一段と高まった形だ。

今後の焦点

庄司さんは「みなさんも健康に気をつけて、毎日楽しく過ごしていただきたい」と視聴者に呼びかけている。今回の告白は、多くの人にとって、自分自身の体調管理を見直すきっかけになりそうだ。

迷走神経反射自体は多くの場合命に関わるものではないとされるが、今回のように強い症状を伴うケースもあるため、体からの異変のサインを見逃さないことが大切だといえる。

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