北中米W杯は現地時間7月19日に決勝戦が行われ、スペイン代表がアルゼンチン代表を延長戦の末1-0で下し、4大会ぶり2度目の優勝を果たした。
大会全104試合が終了し、出場国の最終順位も確定した中、日本が成し遂げた“逆トーナメント制覇”がネット上で話題になっている。
「逆トーナメント制覇」とは何か
今大会の最終順位は、勝ち上がったラウンド内で獲得した総勝ち点や得失点差などをもとに順位付けされ、日本はラウンド32で敗れたチーム同士の比較で総合21位となった。
日本はラウンド32でブラジルに敗戦。そのブラジルはラウンド16でノルウェーに敗れた。以後、ノルウェーはベスト8でイングランドに敗れ、イングランドも準決勝でアルゼンチンの前に敗退。そしてアルゼンチンもスペインに敗れて連覇ならず。つまり、トーナメント上で日本の山にいたチームは、勝った直後の試合で負けるという事態が続いた。
ネット上で広がる反応
この事実が判明すると、ネット上では「ワールドカップ、日本が栄えある逆トーナメントの優勝国になったらしい」「逆トーナメント制覇してるんだから日本がめちゃくちゃ弱かっただけ」といった声が上がっている。
一方で、優勝したスペインがW杯で最後に90分間で黒星を喫したのが、前回2022年カタール大会グループリーグの日本戦だったことから、「今回は最弱だったが、最強スペインに勝ってるわけだし、どっちなんだい」といった意見も広がっており、単純な評価には収まらない複雑な受け止め方をされている。
セルジオ越後氏の厳しい総括
日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏(80)は、決勝戦を見届けた上で「このままじゃ、優勝は一生無理じゃないの?」という厳しい総括にたどり着いたという。
セルジオ氏は、スペインが個人に頼ることなく全員で幅広い攻撃を仕掛け、準決勝ではフランスのエムバペを封じ込んだように8試合で1失点だったことを挙げ、「間違いなく、世界NO.1だと言えるよ」と評価。その上で、前回大会でスペインに勝った日本が、前回より悪いベスト32という結果に終わったことを問題視している。
「反省会をやり、きちんと報告できない組織は成長しない」
セルジオ氏は、帰国後の森保監督が結果を絶賛していたことについて「それは僕が監督でも言いますよ。だって、自分でつくった料理はおいしいもん」と皮肉りつつ、日本サッカー協会が今回の結果を踏まえた振り返りや反省を報告することを求めている。
「日本代表を会社に例えるなら、売り上げ(結果)が落ちれば、株主総会は荒れるよね」としながら、ファンや周囲の反応が優しすぎることにも懸念を示し、「反省会をやり、きちんと報告できない組織は成長しない」と厳しく指摘した。
今後への期待
セルジオ氏は「日本代表に優勝してほしいけど『無理』と言ってしまう」としながらも、世界がどんどん進化する中で「日本も置いていかれないように、再スタートしてほしい」と締めくくっている。
ネット上の話題性と専門家の厳しい指摘、両方から今大会の日本代表の結果を見つめ直す動きが広がっている。
次回大会に向けた課題
今回の結果を踏まえ、日本サッカー協会が今後どのような強化方針を打ち出すのかが焦点になる。
セルジオ氏が指摘するような組織としての振り返りが行われるかどうかは、次回大会での結果にも直結する重要な要素と言えそうだ。
「逆トーナメント制覇」というユーモアの裏側
ネット上で広がった「逆トーナメント制覇」という言葉は、あくまでユーモアを込めた表現ではあるが、その裏には日本代表の実力を冷静に見つめ直そうとする視線も存在する。
結果に対する厳しい声と温かい応援、両方が入り混じる形で今大会は幕を閉じた。
元記事はこちら: 【セルジオ越後】日本はこのままじゃ優勝は一生無理(Yahoo!ニュース)


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